モンゴルの日常は日本人の常識とはぜんぜん違う⁉
あなたが調べた国のイメージはどのようなものですか?
私がモンゴルについてふれる機会があったのは、2年生のとき、学校の体育館でモンゴル体験をしたときのみでした。そのときは、2年生だったので、今はあまり記憶が残っていません。しかし、2つについてのことだけが記憶に残っています。それは、ゲルのこととスーホの白い馬に出てきた馬頭琴のことです。また、それとは別に、モンゴルには大草原を移動しながら生きているというイメージもあります。しかし、モンゴルについて調べるたびに、この想像はすごくdifferentと感じました。
あなたがその国に感じたギャップ(最初にもっていたイメージと違った点)はどのようなところでしたか?
まず、調べて出てきた内容で驚いたことは、主食についてです。みなさんはモンゴルの主食を知っていますか?私は今まで、パキスタンやサウジアラビアなどと同じようにパンが主食で、手で食べるというイメージがありました。しかし、モンゴルの主食は、パンなどもあるのですが餃子や焼売、麺や肉など中国で食べられているようなものが多いです。
また、初夏には家畜の出産シーズンを迎えるので、乳が集まります。女性たちがそれを集め、ヨーグルトなどの乳製品にします。
夏にたくさん生産されるため、夏は主に乳製品が主食になります。
秋には、家畜の中でエサを食べるものと食べないものに分け、食べる家畜たちはたくさん食べさせて太らせます。
冬には、太った家畜をさばきます。ゲルの外はとても寒いので、天然の冷蔵庫または冷凍庫にそのまま保存すると食べられますが、干し肉もたくさん作ります。そのときに、1滴も水を垂らさないのがルールだそうで、血は腸に詰めてソーセージにするそうです。こうすると、捨てる場所がなくなります。このように工夫して家畜を無駄にしていないことを知りました。
もし、その国の子があなたの教室に転校してきたら、あなたはどんな風に関わろうと思いますか?
次に、もしモンゴルの子がわたしたちの学校に転校してきた場合、どう関わるかです。その前に、モンゴルの学校ってどんなの?と思ったので、モンゴルの学校についてみなさんにも紹介します。そもそも、モンゴルに学校ってあるの?と思った方もいるんじゃないでしょうか。モンゴルの学校は、それぞれが「〇〇番学校」のように、番地の名前です。モンゴルでは今、豊かな生活を求め、首都であるウランバートルに移住する動きがあります。ウランバートルでは、アパートが全然足りていないため、ウランバートルの一角に「ゲル地区」というものを作り、そこにゲルを建てて住んでいる人もいます。アパートが足りていないくらいの人数がいるので、その分子どもたちの数も多いです。だから、日本の戦後と同じく、2部制で授業が行われています。日本に来たらほぼ1日中同じ教室で授業が行われるのは、驚くかもしれません。
さらに、モンゴルの夏休みは、なんと5月の終わりから8月31日の約3ヶ月間もあるのです。わたしたちからすると、とてもうらやましく思えますね。
もし、その国にあなたが転校して、日本人が誰もいなかった場合、あなたはどんな行動をとりますか?
次は私がモンゴルに転校したらどうするかについてです。モンゴル人は昔から様々な民族と交流していたため、外国語が得意だそうで、その中でも人気なのは、なんと日本語だそうです。だから、モンゴルの子どもたちも少しは日本語が話せると思います。しかし、モンゴルの公用語はあくまでもモンゴル語です。
しかし、1つ問題が。調べてみると、モンゴル語は習得するまで約1年もかかってしまうという答えが出てきたのです。私は英語が得意な方ですが、モンゴル語は全く分かりません。だから、普通の人以上に習得に時間がかかると思います。
モンゴル語が全く分からないですが、少し勉強してからモンゴルに行くと、少しは分かるかもしれません。例えば、「こんにちは」は「Сайн уу」と書き、「サインウウ」のように発音します。これだけでもとても難しい気がします。努力すれば必ず実ると信じて、勉強していけばいいと思います。